こんにちは、”自分迷子”の方を応援しています。
ライフコーチの石原瑶子(@kanaeruyoko)です。
・コーチングって何?
・ざっくりどんなものか知りたい!
・スポーツのコーチのこと?
と疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事になっています。
コーチングという単語は聞くけれど、何をするのか、何かが得られられるのか?なんだかよくわからないですよね。私自身もコーチングに出会った時に、コーチングの概要を掴むまでに時間がかかりました。
この記事では『コーチングの定義』や『意味』『目的』、『歴史』『種類』などコーチングについて、できるだけ簡単にかつ詳しく説明していきます。
最後まで読んでいただくと、あなたの頭の中にも「コーチングってこんな感じかな?」とコーチングの概要を掴んでいただけるといいなと思っています。
コーチングとは何か?語源、定義、意味から知る
コーチングとは何か?まずは、語源、定義、意味から見ていきます。
コーチングの語源
コーチングとは英語にすると、coaching(coach+ing)。単語の由来は、coachという馬車を表す単語から来ています。そこから派生し、「人を目的地まで送り届ける」と意味を持つようになりました。
このような背景から、現在は「クライアントが望む未来に向かえるよう導くこと」や「目標達成のサポート」などをコーチングと呼ぶようになっています。
コーチングの定義
コーチングの細かな定義についてはさまざまな表現があります。目標達成のスキルと定義している方もいますし、コミュニケーション技法と定義している方もいます。
また、私たちのようにコーチングとはパートナーシップであると定義している人もいます。私たちのコーチングの定義、特徴についてはこちらからご覧ください。
定義の言葉が違うので、どれが正しいのか考えてしまいがちですが、最終的にはどれも同じ”コーチング”を指していると私は思います。
ただ、誰に伝えるのか?の対象(個人、会社、行政、子供、医療)とコーチングを提供する目的の差で表現が変わるのです。
例えば、ビジネスコーチングの場合は、コーチと契約するのは会社になります。会社がコーチを雇う目的としては、一例として社内のコミュニケーションを活性化し、お客様に貢献、会社の業績をあげるなどが目的になります。
なので、コーチングはコミュニケーションと伝えた方がわかりやすいでしょう。
また、個人のライフコーチングの場合だと個人がコーチを雇うので、コーチとクライアントのパートナーシップで目標達成、問題解決をという伝え方になるかもしれません。
またその全てを包含するような定義を国際コーチング連盟(ICF)が定義しています。ICF=コーチングの国際標準機関
「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことである」
国際コーチング連盟
コーチング=クライアントの可能性を最大化するためのパートナーシップ(関係性)
クライアントの可能性が最大化すれば目標を達成をしたり、問題は解決することになるので「目標達成のスキル」「問題解決の方法」ということもできます。
また、それを会話の形で一部サポートするので「コミュニケーション技法」とも言えるということになります。
コーチングのイメージを画像にしてみました。
コーチング(コーチとクライアントの関係)を使って、クライアントの可能性を最大化させ、ビジョンを実現していきます。
まとめ
クライアントの可能性が最大になるようなパートナーシップ(関係)=コーチング。
コミュニケーション技法でもあり、目標達成のスキルという側面もある。
コーチングの意味(目的)
コーチングはどんな意味(目的)で行うのでしょうか。
コーチングの意味(目的)
先ほど説明したように、コーチングはクライアントの可能性の最大化(=成長)のために行います。成長の結果として、クライアントは問題解決や目標達成をすることになるのです。
ここで注意が必要なのが、問題解決や目標達成は、あくまで副産物であり、コーチングの目的ではないということです。
細かいこだとと思われるかもしれませんが、目的とすることが違えばプロセスも変わり、得られる結果も変化します。
「目標達成」「問題解決」に価値を置いてコーチングをすると、自分を犠牲にした目標達成になったり、特定の問題は解決したけれど人生全体としては苦しい状況になる可能性もあると私個人は考えています。
コーチングの効果やメリット・デメリット
ここではコーチングのメリットや効果の出る理由、反対にデメリットは何なのか?考えていきたいと思います。
コーチングの効果とメリット
コーチングの効果は、クライアントその人の可能性が最大化する(=成長する)こと。また、その結果として問題解決、目標達成がついてきます。
例えば個人の場合だと、
- 自己受容ができる
- 自己肯定感が高まる
- 人間関係が良好になる
- 自己実現する力が高まる
- 仕事、家族関係、パートナーシップが良好になる
- 望んでいた目標が達成する
- 悩みが解決する
など、その人が望む理想の人生の実現、人間的成長が可能です。
組織でもコーチングは活用されており、コーチング形マネジメントが広がっています。
組織でのコーチングの効果としては、
- 組織の目指すゴール中で、個人の価値観や考えも尊重しながら1人1人が生き生きと働くことができる
- 一人一人が自ら考え、自発的に動けるようになる
- 組織内のコミュニケーションが良好になる
などです。その結果として、組織全体の成長につながります。
コーチングの効果が出る理由
コーチングの効果が出る理由は様々な角度から説明ができます。ここでは3つの視点で見ていきましょう。
自分だけでは気づけない自分に気づける→自分の可能性が広がる
ジョハリの窓という考え方をご存知でしょうか?
ジョハリの窓とは、自分自身が見た自分と他者から見た自分を4つの領域に分けて捉える考え方です。
4つの領域とは
① 自分も他人も知っている領域(開放の領域)
② 自分は気付いていないが他人は知っている領域(盲点の領域)
③ 他人は知らないが自分は知っている領域(秘密の領域)
④ 自分も他人も知らない領域(未知の領域)
コーチングでは、他人は知らないが自分は知っている領域(秘密の領域)にあたる、自分の考えや感じていることを言葉にしていくため、開放の領域が広がっていきます。
また、コーチからのフィードバックによって、自分は気付いていないが他人は知っている領域(盲点の領域)に気づくことになるので、この点でも開放の領域が広がっていきます。
このように、開放の領域が広がっていくと、これまでは知らなかった自分の可能性に気づくことができるようになり、未知の領域も自然と広がっていくことになります。
また他人の認識している”私”と自分の認識している”私”の一致が増えるので、人とのコミュニケーションが取りやすくなったり、相手からの理解が得られやすくなったりします。
コミュニケーションは人間関係にも大きく関わるので、更に自分の可能性が広がりを呼んでくれるのです。
オートクラインが起きて、思考が深まる
コーチングでは、クライアントはコーチと会話をします。その際クライアントは自分自身の発した言葉を、自分自身で聞くことになります。
自分で自分の発した言葉を聞くことによって、思考が整理されたり、新たな発見や気づきが起こるのです。(=オートクライン)。これはコーチングで得られる大きな効果の一つです。
みなさんも、友達に話を聞いてもらっていたら、友達にアドバイスをもらったわけではないのに、自分で答えを見つけてしまったことはないでしょうか?
まさにこれがオートクラインで、答えは自分の中にあるというコーチングの効果を味わわせてくれるものです。
自己決定による人生の幸福度アップ
神戸大学社会システムイノベーションセンターの西村和雄特命教授と同志社大学経済学研究科の八木教授の研究によると
「幸福感を決定する、健康、人間関係に次ぐ要因としては、所得、学歴よりも自己決定が強い影響を与えている。自分で人生の選択をすることが、選んだ行動の動機付けと満足度を高める、それが幸福感を高めることにつながるのであろう。」
(幸福感と自己決定―日本における実証研究)https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html
とあります。
つまり、自己決定における幸福度>所得・学歴が与える幸福度ということです。コーチングは、コーチは場の提供をし、クライアントが意図的で、主体的な自己決定を行う場となります。
そのため、コーチングを使って自分の人生の選択を考えること(自己決定)は人生の幸福度を高めることに繋がると言えるでしょう。
コーチングの効果が出る理由についてお分かりいただけたでしょうか。
また、こちらの記事では、コーチングの効果の実体験を紹介しています。お時間がある方はぜひ読んでみてください。
コーチングの意味(効果)がない場合とデメリット
コーチングを受けることによるデメリットは、特にありません。ですが、受けても意味(効果)がない場合が存在することを私たちは知っておく必要があります。
例えば、クライアントがコーチングについて十分に理解していない場合です。
コーチングはコーチとクライアントで作り上げるものなのですが、コーチになんとかしてもらおうという依存的な姿勢で臨んでしまうとコーチングの効果は期待できません。
また、コーチングよりティーチングやコンサルティングが相応しい場面も存在します。そうならないよう、コーチングのメリット、デメリットなどコーチングの特性について十分理解しておくことが必要です。
コーチングが意味(効果)がないと言われる理由について、別記事でまとめていますので上記の記事でご確認ください。
コーチングの歴史や流派とは?
コーチングの歴史、流派
コーチングは1990年代にアメリカで広がり、2000年ごろに日本に入ってきました。日本に入ってきてからは20年の歴史になります。
海外のコーチングの歴史、日本のコーチングの歴史それぞれについて詳しくまとめていますのでこちらをご覧ください。
コーチングの流派についても、上記記事に詳細を書いています。コーチングの流派はさまざまありますが、流派は違っても、コーチングの原則や基本など共通した点があります。後ほどコーチングの理論の項で紹介します
ただ、コーチングを学んだ団体によってコーチングの定義などが若干違ったり、コーチングセッションのスタイルの違い(傾聴が多め、提案が多めなど)はあるように私は感じています。
コーチングの種類とは?
コーチングには、種類がありますか?という質問があります。コーチングの種類については、私も完全な回答はわかりません。
ただ、アプローチ方法や対象の違いだけであって人の可能性を最大化するというコーチングの根本は同じではないかと思っています。対象者は誰か?やどんな手法か?をわかりやすくするために様々な名称(種類分け)があるように思います。
例えば
分野・対象者別
- ビジネスコーチング
- エグゼクティブコーチング
- ライフコーチング
- 恋愛コーチング
- パートナーシップコーチング
- 親子コーチング
- メンタルコーチング
- コーポレートコーチング
手法別
- グループコーチング
- パーソナルコーチング
など、さまざまですよね。
種類・分類を図解にしてみたので、あくまでも主観ですが、興味がある方はこちらをご覧ください。
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コーチングとティーチングの違い
コーチングを手法という側面でみたときに、比較されるのがティーチングです。私たちがこれまで、学校や職場で多く接してきた手法はティーチングになります。
コーチングとティーチングの違いは簡単に伝えると
- ティーチング=一方が教え、一方が教わる
- コーチング=共に考える
ということができます。
詳細は別記事で解説しました。特に、ビジネスの場面や組織でのマネジメントにおいて活用する場合は使い分けが重要です。
コーチング、コンサルティング、カウンセリング、セラピーの違い
また、方法として比較される時には「コーチング」と「カウンセリング」「セラピー」「コンサルティング」の比較もされます。
簡単にまとめると
- コーチング:主に現在と未来に焦点を当て、クライアントとコーチが成長(=可能性の最大化)を目指す。過去に話が及ぶ場面も割合は少ないですがあります。
- カウンセリング:主に現在の問題と過去に焦点をあて、クライアントとカウンセラーで問題解決を図る。
- セラピー:セラピストが特定の方法を使って問題解決を図る。
- コンサルティング:専門家が解決方法をアドバイスする。
となります。
こちらの記事でさまざまな角度から「コーチング」「カウンセリング」「セラピー」「コンサルティング」の違いについてまとめました。
使用する際は、どの手法がいい悪いではなく、それぞれの特徴を理解した上で、自分の目的に合ったものを選択する必要があります。
コーチングの実際
コーチングの概要について理解したところで、実際にコーチングはどのように行われるのか見ていきましょう。
個人の受けるコーチングの場合と、組織におけるマネジメントためのコーチング場合では、若干の方法の違いはあります。しかし、基本的な構造や行っていることの根本は同じです。
まずは個人がコーチングを受ける場合は、コーチングセッションというコーチとクライアント月に2~3回話す時間を45~60分ほど設け、クライアントの望む人生(ビジョン)に向けて会話をしていきます。ビジョンについてはこちらの記事にまとめました。
期間はそれぞれのコーチが定めており、単発で受けるセッションもあれば継続で受けるセッションもあります。私がコーチングを受けた時の経験をまとめていますので、あわせてご覧ください。
コーチングの理論
ここからは、コーチングの理論(構造)についてご紹介していきます。
コーチングと雑談の違い
コーチングと雑談の最大の違いは、会話に明確な目的があるか?です。
そして、目的のために基本的な会話の流れが決まっています。その流れは「コーチングフロー(コミュニケーションフロー)」と呼ばれます。
基本的にはフロー(流れ)に沿って、目的のために会話が行われるのがコーチングです。フローだけが全てという意味ではありません。
コーチングの原則
また、コーチングには3原則があります。
- 双方向性(インタラクティブ)
- 現在進行形もしくは継続性(オンゴーイング)
- 個別対応もしくは多様性(テーラーメイド)
こちらの3つです。
コーチングの理論としては、双方の合意があった上で目的を持って、「原則」を踏まえて会話するのがコーチングということになります。
コーチングの三原則やコーチングフローについては、別記事に詳しくまとめていますのでご参照ください。
コーチングの基本的なスキル
コーチングのスキルとしては、100以上のスキルがあると言われています。基本のコーチングスキルを「5大スキル」としたり「7大スキル」とする考えがあったりします。
ただ、基本のスキルは5つが正しい、7つが正しいということではなく、数の違いは基本的に分け方の違いというだけです。
ここでは一つ一つのスキルを細かくお伝えするために7つのスキルとして紹介していきます。
①承認
承認とは、認めることです。承認には3つの種類があります。
以下の3つです。
- 存在承認
- 行動(成長)承認
- 結果(成果)承認
①存在承認
存在承認とは、相手の存在を認識していると表現することです。文章にすると理解しづらいですが、”挨拶”は存在承認の代表例となります。
他には「石原さん髪、短くなりましたね」などの言葉も存在承認です。
興味を持っていない人や全く知らない人には「髪短くなりましたね」なんて声かけはしませんし、気づくこともありません。
このように、「挨拶」をしたり「相手の状態、存在」に対し表現をすることで自然と
”あなたのこと見ていますよ”
”あなたに興味を持っていますよ”
などのメッセージを交わしているのです。
この姿勢をあえて、スキルとして表現すると「存在承認」ということができます。
②行動(成長)承認
行動承認は、行動していることに対する承認です。成長承認とも言われ、プロセスを承認することを指します。例えば、職場で目標に向かって行動を始めた人がいたとします。目標は今は達成していないけど、行動を始めている。
その際に「早速、目標に向かって踏み出していて素晴らしいですね!」などの成長したこと、行動への声かけは行動(成長)承認と言えるでしょう。
③結果(成果)承認
結果(成果)承認は、出た結果を承認することです。目標が達成したことをほめるなどが該当します。
「契約が何件とれて素晴らしいですね」「年末の目標が達成できていますね」などは結果(成果)承認となります。
承認はスキルとして考えられますが、コーチのあり方で自然と出てくるものでもあります。承認はコーチングという関係性を築くにあたり、とても重要なものです。
②聴くスキル
聴くスキルは”積極的傾聴””アクティブリスニング”と呼ばれることもあります。傾聴すればいいんですね!と簡単に捉えられがちですが、言うは易く行うは難しです。
また聴くスキル(傾聴)には3レベルがあります。
- 内的傾聴
- 集中的傾聴
- 全方位的傾聴
それぞれについて説明していきます。
①内的傾聴
レベル1の内的傾聴は、自分自身に意識の焦点を当てる聴き方のことです。
例えばセミナーを受けているとき「この話は自分にとってどう役立つのか?」という意識で聞きます。これはレベル1の内的傾聴です。
内的傾聴という名前はついていますが、相手のために話を聞けていない状態です。
②集中的傾聴
レベル2の集中的傾聴は、相手に意識を当てて話を聞いている状態です。クライアントが「どのように話しをしているか?」話の内容だけでなく、クライアントの表情はどうか?話し方や声のトーン、口調など。
クライアントの言葉にしていないこと、クライアント自身も気づいていないような無意識の領域も含め聴くようなイメージです。
集中的傾聴ができると、クライアントがいつも考えていることの外にゴールに目を向ける手助けができたり、クライアントが別の視点から自分自身を見ることができます。
コーチは最低でもレベル2以上の傾聴を常にやっていく必要があります。
③全方位的傾聴
レベル3の全方位傾聴は、自分と相手だけでなく、周囲の空間も感じ取ることができる状態です。環境的傾聴と言われることもあります。
コーチングバイブルという本には「コーチとクライアントが宇宙の中心にいてあらゆるところから同時に情報を受け取っているかのように耳を傾けること」という表現がありました。
宇宙出てくると怪しい!スピリチュアルっぽいとなりそうですが、感覚的にはそんな感じかもしれません。
私の言葉で表現すると、世界と一体になったような感覚、全身の感覚器官を開いて聞いている感覚で言葉で表現するのが難しいけれど「直感が冴え渡る」感覚です。
「完全に聴く」という表現も聞いたことがあります。
コーチがレベル3の全方位傾聴で聴くためには、自分自身の自己基盤を強化し、聴ける状態を作っておくことが欠かせません。
コーチをする際には、レベル2、3の傾聴が必要となります。普段の生活では、レベル2、3の傾聴はあまりありません。
レベル2、3の傾聴は、クライアントのオートクラインを引き起こしてくれます。
③ペーシング
ペーシングとは、呼吸や話すスピード、トーンなどを相手のペースに合わせることです。
ペーシングが合うと、相手の状態を感じることができるので相手への理解が深まります。また、ペーシングが合っていると、話している側は「聞いてもらっている安心感」「理解してもらっている感覚」を感じることができます。
ペーシングをあえて、外す方法もあります。例えば、話している相手が呼吸が浅く、会話ができない状況の時などです。
あえて聴く側がペーシングをずらし、ゆっくり呼吸をすることで話す側もゆっくりした呼吸になり落ち着くこともあります。
状況や関係性に合わせたペーシングが必要です。
④質問
コーチングにおける質問は「クライアントのため」でなければなりません。コーチはクライアントとゴールを共有し、意図・目的を持ってタイミングを考え質問をしていきます。
日常生活では、自分側が聞きたいことや情報を受け取るための質問の方が多いかもしれません。
質問の種類
オープンクエスチョン・クローズドクエスチョン
オープンクエスチョン(拡大質問)とは、5w1Hの質問のことを指します。「どんな」「何を」「どこで」「どのように」などの質問があります。
オープンクエスチョンは、質問された相手が自由に答えることができ、話が展開していく特徴があります。
クローズドクエスチョン(限定質問)とは、はい/いいえで答えらえる質問です。コーチングにおいては、やる気を引き出したり、コミットメントを引き出したりすることができます。
クローズドクエスチョンは、限定していくような質問なので多すぎると話している側が窮屈に感じることもあります。
チャンクアップ・チャンクダウン
チャンクアップ・チャンクダウンは情報の塊を崩したり(具体化)、大きくしたり(抽象化)する方法です。
情報の塊の大きさによって
ビックチャンク ミドルチャンク スモールチャンクと分けることができます。
例)機械>PC>windows,Mac
コーチングで
チャンクアップするときの質問としては
一言にまとめると?
共通することをまとめると?
そもそもの目的は?など
チャンクをあげると、ものごとや自分自身を俯瞰してみることができ、傾向やパターンに気付けます。
チャンクダウンするときの質問としては
具体的には?
いつ?
どんなときに?
何を?など
チャンクを下げると、気づきを具体的な行動に落とし込むことができます。
スライドアウト
スライドアウトとは、同じチャンクで話題を広げること。
例)機械>PC>windows,Mac(⇦チャンクアップ、ダウン)
例)PC、コピー機、FAX(⇦スライドアウト)
コーチングにおいて「他には?」の質問がスライドアウトに当たります。
視点を切り替える
・時制(過去、現在、未来)
・空間(天井から、後ろから、引きから、視野、視座)
・立場(相手、彼、彼女、父、母、痛い部分、草木、部屋、憧れの人、歴史上の人)
上記のように視点を切り替えて、いつもと違う角度や位置、時制から捉えられる質問をします。
コーチはこのように意図を持って質問を投げかけていくのです。
⑤フィードバック
フィードバック(feedback)とは、
もともと「帰還」と訳され、ある系の出力(結果)を入力(原因)側に戻す操作のこと。
wikipedia
コーチングにおいては、コーチがクライアントから受け取ったこと(見たもの、聞いたもの、感じたこと)をクライアントにそのまま伝えること。
例えば、クライアントが「がんばります」という言葉を口にしたが、声が小さくなり、トーンが下がり、辛そうに話していることに気づいたとします。
その際にフィードバックをするなら「今頑張りますとおっしゃっていたのですが、声が小さくなり、トーンが下がり、辛そうな感じに聞こえました」のような感じです。
実際に効果的なフィードバックをするためには、注意すべき点があります。効果的なフィードバックを行う方法については別記事にまとめます。
⑥提案⑦リクエスト
コーチングにおける提案やリクエストは、クライアントへ新しい視点を提供したり、クライアントの持っている心理的な壁を超えたりする際に役立ちます。
提案やリクエストを行う際のポイントは別記事にまとめます。
コーチングのやり方や手法はこちら
後日追加します。
コーチングを学びたい方、資格の取り方
後日追加します。
コーチングを受けたい方向けの記事
コーチングは怪しいのか?
コーチングの効果
コーチングの料金
コーチングの実際
コーチの探し方
オンラインと対面のコーチングで迷う時
コーチングのテーマが見つからないとき
コーチングとは?のまとめ
コーチングの概要について理解できたでしょうか?
コーチング業界には、コーチングは入り口あって出口なしという言葉があります。人の可能性を最大化するものだと考えると、「人の可能性は無限大」と言われるので当然のことなのかもしれません。
それほど奥深いものなので、コーチングの全容はつかみにくく、怪しく思えたり、気になっているけれどチャレンジできないという方もいるでしょう。
ですが、もしそんな方がいたら、ぜひ「コーチをつける」「コーチングを学ぶ」選択を少しの勇気を出して試してみてください。より人生が加速するはずです^^
もし、私たちのコーチングに興味を持った方がいらしたら無料オリエンテーションにてお待ちしています。