コーチ石原

こんにちは、”自分迷子”の方を応援しています。

ライフコーチの石原瑶子(@kanaeruyoko)です 

今日の記事は

サイナス
ちゃん

・ビジョンって何?

・目標や目的と何が違うの?


・ミッションとは何が違う?


・どんなビジョンを描けば、叶うんだろう?

このようなお悩みを持つ方のお役に立てる記事です。

ビジョンの描き方について質問をいただきます。私も、コーチングに出会うまで、願いを叶えるためにはビジョンを描きましょう!と書籍で読んだり、ワークショップで習ったりしてビジョンを描こうとしてみました。

しかし、ビジョンと目標の違いがいまいちわからなかったり、ビジョンを描いても日常に活かす方法がわからず、おざなりに扱っていたように思います。

コーチングを受け始めてから、ビジョンをしっかり描くようになり、無理なく理想に向かって進めるようになりました。

記事の前半では、「ビジョン」「目的」「目標」「ミッション」の違いについてまとめます。

後半ではビジョンの描き方とビジョンの実際の例を紹介します。ぜひあなたのビジョン作成にお役立てください。

ビジョンとは何か?

ビジョンとは何か?

広辞苑によると、

❶ 未来への展望。将来の構想。未来像。

広辞苑

とあります。

山登りに例えて表現すると、ビジョンは”山頂から見える景色”と”山頂にいる自分の姿です。

コーチングでは、コーチとクライアントが会話をしながら、クライアントの「今」と「ビジョン」のギャップを埋めて行く作業をします。

会話で山登りをしていくイメージです。

目的とは?

次に目的とは何か?というと、広辞苑では以下のように記載があります。

①成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。「―をとげる」
②〔哲〕意志によってその実現が欲求され、行為の目標として行為を規定し、方向づけるもの。

広辞苑

目的を山登りに例えると「山を登ろうと思った背景」です。山登りなら、美しい景色をみたい、頂上で何かを感じたい、頂上の風の音を聞きたいなど山に登ろうと決める背景が人によってあるかと思います。

このように、人によって変わる背景=目的だと言えます。

コーチングを受ける目的で考えると「よりよく生きたい」「この世界をよりよくしたい」という人が多いです。

例えば、”仕事の悩みを解決したい””恋愛をうまく行かせたい””親子関係をよくしたい”など人によってコーチングを受け始めるきっかけは様々ですが、これらの目的の抽象度を上げると「自分の人生をよりよくしたい」ということができるのです。

目標とは?

目標とは、何か?広辞苑によると以下の記載があります。

目じるし。目的を達成するために設けた、めあて。的まと

広辞苑

目標は、ビジョンに向かう道中のチェックポイント。マイルストーンとも言えます。

山登りに例えると、”山の何合目にいつまでに到着する”これが目標と言えます。つまり、目標は通過点。目標=ビジョンだと思っている人も多いですが、別物になります。

ミッションとは?

ミッションとは何か?広辞苑の記載を紹介します。

使命。使節。また、使節団。

広辞苑

ミッションとは、使命のことです。ビジョンと絡めて説明すると、ビジョンを実現するための自分の行うことや自分の役割を指します。

山登りの例で例えるなら、ミッションは「山を登ること」になりそうですね。

ビジョン、目的、目標、ミッションの違い まとめ

意味山登りに例えると…人生における例
ビジョン

未来像

・山頂から見える景色
・山頂にたどり着いた時の自分
自分の選択に自信を持って過ごしていて、好きな人囲まれて笑顔で過ごしている。さらにその笑顔で周りの人を笑顔にしている。
目的

行為の目指すところ


なんのためにやるか?
・山に登る目的人生をよりよくするため
目標

目じるし


マイルストーン、チェックポイント
・1合目、2合目など途中のチェックポイント半年以内に、自分の選択に1日1回以上自信が持てるようになる。
ミッションビジョンを達成するための自分の役割・山に登る自分に自信を持つこと
人を笑顔にすること、笑顔で過ごす人を増やすこと

ビジョンの立て方

ここからはビジョンの立て方について紹介していきます。様々な立て方があると思いますが、ここでは普段私たちがやっていることを紹介します。

私たちが行っているのは以下の2ステップです。

  1. 項目ごとにビジョンを描く
  2. アイコンを決める

❶項目ごとにビジョンを考える

私たちの場合は以下8項目で考えています。それぞれの項目の最高の状態を書きます。

・ 仕事/キャリア
・ お金/経済
・ 健康/美容
・ 家族/恋人/パートナー
・ 友人/知人/人間関係
・ 自己啓発/学び
・ 遊び/余暇
・ 物理的環境

この8項目は人生の輪といって、人生を多方向から見て人生を振り返るためのツールから抜き出した項目です。この8項目について考えることで人生全般の振り返りが可能となります。

コーチ石原

コーチ石原が2019年に掲げたビジョンは以下です。

仕事/キャリア

私は自分の場所にいるだけで、必要な人が私を見つけてやって来ている。多くの人が自分と対話するきっかけや振り返る場所になっている。

そして、来た人たちは自分の答えを見つけ、また歩きだし、その人たちが自分の人生を生きることで周りのひとも影響を受けていく。

私はそこにただ在り、話を聴くパワースポットのような存在になっている。

お金/経済

取り扱えるお金の額が増えていて、お金を使うことで自分だけでなく多くの人の喜びを生み出している。

風の流れのように、さらっとお金を使える状態になっていて一人で握りしめていない。

日々豊かな心で過ごしており、お金を使う楽しさや受け取るありがたさを感じている状態になっている。

健康/美容

ヨガを続けており、心も体も自分の心地よい状態を保っている。

呼吸が今よりも深く、健康についても知識を深めており、食事や日々の生活でも自分にあった健康な過ごし方を身につけている。

自分が綺麗だなと思えるくらい自分に時間やエネルギーをかけていて自分自身の姿に満足している。

家族/恋人/パートナー

家族とは、お互いを思いやり協力し合い、皆が楽しめるように時間を持ち寄ることができている。私自身は、父にも優しい言葉をかけることができている。

パートナーとは、1ヶ月のうち2週間を一緒に過ごしており、変わらずどんなことも共に楽しんでいる。

新しく二人の旅館のビジョンにも着手しており、いろいろな人とアイディアを出し楽しんでいる。大枠でイメージが決まり、動き出している。

友人/知人/人間関係

どんな人とも、対等にその人との関わりを変わらず楽しんでいる。

自分と温度が同じ、自分の人生を生きる仲間とともに日々感じることをシェアし合っている。

そんな仲間とともにいることで、自分だけではできない多くの経験をすることができている。

また仲間とともに、社会に対して自分ができることを見つけて取り組んでいる。

自己啓発/学び

コーチングについて学びを深めており、その学びをコーチの仲間に自然とシェアできるようになっている。

また、コーチングを知らない人に向けてライフコーチングを伝える場を作っている。

どんな人からも、どんな出来事からも学び、人生の糧にしている。

遊び/余暇

人生に無駄なことはないと知っており、どんなことも楽しんでいる。

むしろ無駄を楽しむイメージで、日々遊ぶように仕事をし、リラックスして楽しんでいる。

物理的環境

大分で暮らす家は二人でこだわり、心地よいものになっている。犬を飼っていて(ヨーキー)友人や会社の従業員の人がよく遊びに来ている。

実家は、それぞれのスペースにそれぞれのこだわりがあり、整理整頓され快適。気が整っていて、穏やかな気持ちになっている。

自分に自信のない時、自分迷子の時はなかなかビジョンが描けないのですがどうすればいい?
A

そんな時には魔法の言葉「制限がなかったとしたら?」ということにしてとりあえず浮かんだことを書いてみてください。

また「こうなりたい」が見つからない人は、「これだけは嫌」ということを書いてみるのもあり。これだけは嫌⇨つまりどうだったらいい?と自分のビジョンを知っていくきっかけになります。

一人では難しい場合は、ぜひコーチを頼ってみてください。自分ではビジョンが出てこなくてもコーチから質問をもらうことでビジョンが描けます。

ビジョンを書いてみたのですが、正しいのか?本当に自分の望んでいることか分かりません。どうすれば?
A

ご自身の感覚と照らし合わせてみてください。私の場合、思い描くとニヤッとにやけてしまうような感覚のあるものが望んでものや方向です。

また、描いたビジョンを実際に目指そうと行動してみることで確信が掴めることもあります。まずは「正しさ」は気にせず書いてみると良いと思います。描いたあとに、吟味したり、行動していくことで確かめていくことができるでしょう。

ビジョンを記入するとよい用紙はありますか?
A

私たちが実際に使っているビジョンシートをPDFでお渡しするのでメールレターへご登録ください。1通目のメールにビジョンシートを添付しています。

❷アイコンを決める

ビジョンは、項目ごとにまとめるためどうしても文章が長くなります。ですので、自分の立てたビジョンをイメージしやすいように”アイコン”を決めると良いです。

先ほど紹介した「2019年の石原のビジョン」は武雄の大楠というアイコン名がついています。

なぜこのアイコン名になったかというと、ビジョンを叶えた自分を想像したときに、どっしり自分のポジションを動くことなく構えている自分が思い浮かびました。

雨の日や風の日、雪の日、台風の日もどっしりと動くことなく、流れに身を任せつつ、存在する自分でありたい。

そう思った時に思い浮かんだのが「武雄の楠木」でした。武雄の楠木は、樹齢3000年のパワースポットです。

武雄の楠木のもとには、多くの人が集まります。ですが、楠木は語ることはなく、一人一人が自分と対話できるような場を作っている。そんな場所だと思っています。

以前の私は聞かれてもないのに、コーチングの良さを語り出す人でした。コーチつければいいのにって身近な人に言ったり、求められてもいないのに説明をしたこともあります。

これからはそうではなく、必要とする人が勝手に来て勝手に受けとって帰る。そんな”ただある”場所として存在したいというイメージともぴったりでした。なのでアイコンを「武雄の大楠」決めました。

これらは実際の神社の写真です。神社を通り抜けてこの奥の小道を抜けると大楠にいけます^^それくらいひっそりとしたところにあって静かに佇む私でありたいですね〜。改めてそう思います。

ビジョンを立てておくメリットとは?

私たちはクライアントさん全員にこのビジョンを立ててもらっています。この記事を読んでくださっている方にもビジョンを立てておくことをオススメします

ビジョンを描くと

  1. より、自分を知ることができる
  2. 今の自分を客観的に見ることができる
  3. ビジョンの自分と今の自分の差がわかり、成長に必要なポイントを見出せる

などのメリットがあります。

ビジョンを考えるだけで、このような効果があるので、自由に制限なく、ぜひ描いてみてください。

ビジョンから考える目標

ビジョンを考え、方向性が決まった方は目標(チェックポイント)を立ててもいいかもしれません。

目指したいビジョンがはっきりしていると自然と行動することにはなります。

私の場合は、達成してもしなくても良いけどあくまで目安(チェックポイント)として立てています。例えば、武雄の大楠というビジョンを実現するために、以下のような目標を立てました。

  • youtube登録者500人
  • 動画100本撮ってアップ
  • 一緒に仕事をやる人を増やす
  • お願いできる仕事を選別して渡す
  • 年商1.5倍
  • サポートできるクライアントの数を増やす

このような感じで”いつまでにどんなところまで到達する(目安程度)”と設定していきます。そうすると、月の目標、1日の目標も自然と決まるのです。

ビジョンありきで目標を作ると、目標だけにとらわれることもなく、自然と目標が達成できるようになります。

コーチ石原

私の場合は目標(チェックポイント)=必ず達成しなければならないものではありません。

必ず達成しなければ、とすると達成しなかった時に達成できない自分を責めていつの間にか「目標を達成すること=目的」としてしまう癖がありました。

自分迷子の方や自分に自信がない方はこのような傾向に陥りやすいように思うので参考にしてみて下さい。

叶いやすい!ビジョンの描き方まとめ

  1. 項目ごとにビジョンを描く
  2. アイコンを決める

ここまで「叶いやすい、ビジョンの描き方」についてご紹介してきました。ぜひ一度、あなたのビジョンを立ててみてくださいね!

ぜひ定期的に、振り返る機会も作ってみてください。そうすると、自分の成長を認識することができ、さらに成長につながります。(コーチングを受けると毎回やることになります)

メールレターで、ビジョンシートをお配りしています。youtubeではビジョンの描き方を説明していますので参考にしてみて下さい^^