コーチ石原

こんにちは、”自分迷子”の方を応援しています。

ライフコーチの石原瑶子(@kanaeruyoko)です 

今日の記事では、

自分迷子
ちゃん

コーチングと悩み相談って何が違うの?

同じもの?

という疑問にお答えしていきます。

コーチングと悩み相談は別物です。ただ、コーチングを受けると悩みが解決したり、問題が問題ではなくなったりするのです。それでは、”悩み相談とコーチングの違い”や”使い分け”についてお伝えします。

コーチングが悩み相談、悩み解決法でない理由

まずは、”悩み相談”と”コーチング”それぞれの特徴を見ていきましょう。

お悩み解決

悩み相談であれば、クライアントが解決したい悩みを相談員に話し、相談員が「こうするとよいですよ」「こうしましょう」と、悩みの解決法や乗り越え方をアドバイスします。

そして悩みの解決を目指します。

有償、無償の差異や専門性の違いはあるかもしれませんが、悩み相談のスタンスとしてはコンサルティングに似ているところがあるかもしれません。

コーチングとコンサルティングの違い(リンク未)

コーチング

コーチングは、悩み相談と違い、アドバイスを行いません。

コーチングには「答えはクライアント自身が持っている」という考え方があり、クライアント自身が自分の考えを整理したり、答えを出したりしていきます。

コーチはそのために、質問を投げかけたり、フィードバックといってコーチに見えたことを鏡のようにそのまま伝えたりして考えてもらう時間を作るのです。

ときには、コーチがクライアントに「次のセッションまでに、こんなことをやってきませんか?」とリクエストや提案という方法を用いることもあります。ですが、この場合もその提案を受けるか、受けないかの選択はクライアントに委ねます。

悩みの解決ではなく、クライアント自身が成長し、より自分に対する理解を深め、自走する力を身につけることが目的です。

悩み解決、コーチングの違い

コーチング悩み相談
スタンスクライアントが持つ答えを共に探究する

コーチ→質問やフィードバック、リクエストを行う
悩みを解決する

相談員→相談員が悩みに対してアドバイスする
目的クライアント自身の成長

クライアントの自己理解の促進、自走
悩みの解決
焦点クライアント自身問題、悩み

コーチングと悩み相談の違いの例

上記の表の意味を1つの事例で詳しく解説したいと思います。

仕事が遅い、うまくいかないと悩んでいるクライアントがいました。彼は、仕事がうまくいかず帰る時間が遅くなり、いつも悩みを抱えていると話していました。

お悩み相談なら、相談員は、今ある問題や悩みの事柄に焦点を当て、仕事をうまくいかせるために「タスク管理の仕方」「仕事の効率化」など悩みに適したアドバイスをするでしょう。

コーチングでは

  • 仕事がうまくいったら、あなたの人生はどうなると思いますか
  • あなたの人生にとって仕事がうまくいくことはどんな価値がありますか

といった感じであなた自身が自分の内側に目を向けられるように関わります。これが、クライアント自身に焦点を当てるということです。

コーチは、クライアントの悩みだけでなく、クライアントの悩みの奥にあるものを聴くように努めます。

コーチングと悩み相談の”結果の違い”

コーチング、悩み相談ともに問題(悩み)の解決ができます。しかし目的とするところが違うため、プロセスも変わり、得られる結果も変わるのです。

具体的にいうと、コーチングでは悩みの解決だけでなく、自分で自分の答えを導く力(セルフコーチング力)が向上したり、自分の人生を生き抜く力が高まります。

悩み相談では、短い期間でその悩み自体は解決すると思いますが、セルフコーチング力の向上は難しいでしょう。

コーチングと悩み相談の違いのまとめ

コーチングを受けることは、悩みの解決だけではなく人生自体がよりよくなっていくことに繋がっています。あなたもコーチングに興味をお持ちであればぜひ一度試してみて下さい。

一つの悩みから自己理解を深め、セルフコーチング力を高めることができれば、人生のあらゆる側面に生かしていくことができます。そしてより良い人生を求めていくことができるのです。