コーチ石原

こんにちは、”自分迷子”の方を応援しています。

ライフコーチの石原瑶子(@kanaeruyoko)です。 

今日は

自分迷子
ちゃん

コーチングの本を購入しようと思っても、本が多すぎて選べない!

という方へお役に立てる記事です。

コーチングの概要がわからない中で、自分に必要な内容の書いてある本を選ぶのは難しいです。

私自身、コーチングに出会って間もない頃、どれを選んで良いかわからなかったので”手当たり次第”本を買いました。

手当たり次第買ったことが無駄だったとは思いませんが、「最初に、この本に出会いたかった」と思うものもありました。

今回は、現役コーチの私がたくさん読んだ本の中で、目的別に厳選した本をご紹介します。

コーチングおすすめの本ランキング

質問者

まずは1冊で、コーチングの概要を把握したい

そんな方は、3冊のうち1冊を読んでいただくと、コーチングの概要がざっくり把握できるでしょう。

コーチングが人を動かす

5

自分の人生にコーチングを取り入れつつ、コーチングについて学びたいという方にぴったりの本です。

コーチ・エィという日本で一番古いコーチングファームの現社長の鈴木義幸コーチが書かれた本で、最近改訂バージョンが出版されました。

すぐに実践できる62個のスキルの視点からコーチングの全体像を把握できるので、自分ごととして実践しやすいです。

コーチングを受けている方が読むと、これまで自分が実践してきたことの振り返りができます。

文章もさほど難しくなく、読みやすい本なので、「コーチング本で、最初の1冊を選ぶならおすすめは?」と聞かれたら迷わずこの”コーチングが人を活かす”をおすすめしています。


コーチ石原

ビジネス場面におけるコーチングで、「コーチングを学んだ上司がうざい」という声を聞くこともあります。

こちらの書籍では、コーチングは”引き出す”→”答えを一緒に探す”という言葉にしてあり、この本を読んでいれば、うざいコーチングになりにくいのではないかと個人的に思いました。


なぜなら、「引き出す」とは、コーチ側が一生懸命相手から何かを引き出してこようとしている印象です。

「引き出す」だとコーチ側が相手の引き出しを勝手に開けようとするイメージですが、「一緒に考える」だと、コーチとクライアントが共にあり、一緒に探索するような印象があります。


クライアント(コーチされる側)の意思が尊重される印象が強くないでしょうか?コーチをするからには、共に探求する人でありたいですね。

まんがでわかるコーチング

4

この本はCTIジャパンという、先ほど紹介したコーチ・エィと同時期に日本にコーチングを紹介した団体が監修している本です。

一人の会社員の女性の方の人生を例に、「コーチングの概要」「基本的スキル」「コーチングを考える上で重要なこと(コーチする側のあり方)」などを理解できると思います。

設定が会社員、マネジャー職の方なのでマネージャー職の方は境遇も当てはまったり、共感できるところが多いと思います。

私が初めて読んだコーチングの本はこの”漫画でやさしくわかるコーチング”でした。漫画が好きな方や資格や感覚から情報を取り入れるのが得意な方にはぴったりです。

先ほど紹介した”コーチングが人を活かす”に比べると、漫画の分、言葉での説明は少ないので星4つにしました。

コーチングの基本

3.5

こちらの本は、最初に紹介した”コーチングが人を活かす”と同じ鈴木義幸コーチの著書になります。

”コーチングが人を活かす”が、コーチングをスキルベースで日常に取り入れやすい形にまとめてあるのに対し、こちらの”コーチングの基本”では、より理論的にコーチングの原則やコーチのあり方を言葉で説明しながらまとめてあります。

コーチングのセミナーを受けたことがある、これから本格的に学びたい、理論的な読み物の方が理解しやすいという方にはこちらがオススメです。

ただ、理論的な言葉は眠くなる、体感できる事例が豊富なものがわかりやすいという方は”コーチングが人を活かす”か”漫画でやさしくわかるコーチング”の方がオススメです。

この”コーチングの基本”は、これからコーチングについて学びたいと思っているなら2冊目として買っておいても損はありません。

また、コーチ・エィはビジネスコーチング、コーチ型のマネジメントに特化した会社ですので、マネージャー職の方にもオススメです。

番外編 タイプ分け

コーチングの3原則の中に、個別化という考え方があります。そして個別対応するための考え方として、タイプ分けというツールが存在します。

タイプ分けは、人をコミュニケーションのタイプごとに分類する考え方で、あらゆるコミュニケーションに活用することができます。

タイプ分けの考え方を知りたい方はこちらの本がオススメです。

またタイプ分けについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。


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プロコーチにおすすめの本ランキング

コーチ

・これからプロコーチとして活動予定

・コーチングの知識を調べる時に手元においておく専門書が欲しい

上記のような方ににおすすめの3冊を紹介します。

コーチングバイブル

おすすめ度
5

”マンガでわかるコーチング”と同じ、CTIジャパンが翻訳した本です。

コーアクティブ・コーチング(CTIの考えるコーチングの体系)について、「概要」「スキル」「プロセス」について、初心者向けの3選より詳しく書かれています。その分、内容は難しいです。

コーチングバイブルというだけあって基礎〜実践、応用まで網羅されている本で、プロコーチが使えるツールチェックリストもあります。

コーアクティブコーチングは、日本で主流のコーチング型のマネジメントというより、海外で主流の個人にフォーカスしたライフコーチングと考えが近いところがあると個人的には思っています。

個人向けにコーチングを提供する”ライフコーチになろうと思っている方”、”ライフコーチ”には特におすすめの一冊です。

コーチングのすべて

こちらの本は、NLP 系のコーチングの第一人者ジョセフ・オコナーという方の著書です。

こちらの本は、「コーチングの歴史」「コーチングのモデル(種類)」「コーチングの効果、コーチングの未来」という3部構成になっています。

コーチングの歴史や流派について知りたい方はこちらをオススメします。

コーチング心理学ハンドブック

コーチングの科学的に理解するにはこちらの本がおすすめです。

心理学や言語学などの科学的背景からコーチングを捉えることができます。自分がコーチとして実践していることは、心理学の分野ではこの理論に当たるのかと学術的背景が理解できる1冊です。

コーチングにおいて、心理学を勉強していないといけないことはありませんが、クライアントさんによっては、心理学を学ばれていたり、興味のあるクライアントさんもたくさんいらっしゃいます。

コーチングセッション中に、「心理学ではこうで、ああで」などの説明はしません。しかし、個人的にはクライアントさんが希望された際にお伝えできたらいいなと思い、コーチング心理学の講座やこちらの本で学びを深めました。

書籍の金額も割としますので、プロコーチになって稼ぎ始めてからでもいいのかもしれません。

セルフコーチングにおすすめの本ランキング

質問者

コーチングに興味はあるけれど、学ぶことや理論より
 自分の人生に生かしたい!

上記のような方には”セルフコーチング”に関する本がオススメです。

ライフコーチング

5

ライフコーチの草分け、林忠之コーチの著書です。こちらの本は、自分を強く育てるための本で、本を読むこと自体がセルフコーチングになっています。

自分を知りたい、コーチングに触れたいと思う方へおすすめです。ライフコーチングに興味がある方も是非読んでみてください。

3000円のトマトはなぜ売れた?

5

この本はトラストコーチングスクール代表の馬場啓介コーチの著書です。数多くの目標を達成された馬場コーチが毎日、ご自身に問われていた「約束の質問」が物語とともに紹介されています。

小学校高学年〜大人、プロコーチまで、どんな人が読んでも役に立つ本なのではないかと思います。

医療者向け コーチングおすすめ本

医療関係者

・医療業界で働いていて、コーチングを活用したい!

そのような方には、下記の本をオススメします。

メディカル・コーチングQ&A

こちらの本では、コーチングの基本的な概論に加えて、QandA形式で実際の事例に対し、コーチングの考え方を用いて答えてある本です。

  • 外来でもコーチングは使えるか?
  • 発病直後の患者さんにはどう関わる?
  • 告知の時どう生かす?
  • 食事療法が守れない患者さんとの関わりは?

など豊富な事例があり、医療関係者の方で、コーチングを学びたい方にオススメです。

今どきナースのほめ方・しかり方

こちらの本は、新人看護師と先輩看護師のコミュニケーションを扱った本です。 

国際コーチング連盟のマスター認定コーチの方が書いた本で、時代の流れを踏まえ、「いまどきナース」の特徴とコーチングを掛け合わせて、新人看護師との効果的なコミュニケーションの方法をまとめてあります。

プリセプターや管理職で新人さんとのコミュニケーションに悩んでいる方にオススメです。

コーチ石原

私は過去看護師をしていて、その時に出会いたかったなと思った1冊です。

子育てコーチングおすすめ本

質問者

・コーチングを子育てに生かしたい

・コーチングはまだ知らないけど、子育てに役立つ本を知りたい

そんな方にオススメの書籍です。

コーチングの概要とともに、子育てに生かす実践的方法が学べる1冊です。

著者はもともとコーチ・エィ(日本にコーチングを導入した会社)でコーチとして活動されていたプロコーチだそうです。

コーチング おすすめの本 まとめ

コーチングの本はたくさんの種類があるため、誰もが「どれを選んだらいいのか分からない」と感じると思います。

また著者が「コーチ」という肩書きでも、実質的にはコンサルタントであったりと、コーチとは異なる視点から書かれた本も存在します。

ですが、この記事で紹介した本は、現役コーチの私が読んでも参考になるものを選びました。気になった本があれば、ぜひ読んでみてくださいね。きっとコーチングへの理解が深まるはずです。