こんにちは、
”自分迷子”の方を応援しています。
ライフコーチの石原瑶子(@kanaeruyoko)です。
この記事では、
ちゃん
・コーチングの効果って何?
・意味がないコーチングがあるってホント?
という悩みをお持ちの方のお役に立てる記事です。
調べたところ、コーチングについて「無意味で」「無駄で」「役に立たない」と認知もあるようです。私自身、コーチングを受け始めて半年は、”コーチングを受けたことが無駄になりそうで怖い”という感覚を持っていました。
8ヶ月目以降、コーチングを活用し成長を遂げ、今ではコーチになってしまった私がコーチングは意味がないと思われる理由について解説していきたいと思います。
コーチングを活用した方の生の声はこちら↓
コーチングは意味がない、効果がないと思われる理由
- コーチングに適さない領域のテーマを扱った
- コーチと相性が合わなかった
- 効果を感じる前に辞めている
- コーチの力不足
- クライアントの主体的な取り組みがない
①コーチングに適さない領域を扱った
コーチングには効果の出やすい領域が存在します。以下2つの視点で見てみましょう。
- 緊急ではないけれど重要な領域のテーマ
- 自分と向き合える精神状態のクライアント
- 合意があること
緊急ではないけれど、重要な領域
時間のマトリックスという考えを使ってコーチングが機能しやすい領域を見ていきましょう。コーチングが機能しやすい領域は「緊急でないけれど重要な領域(第二領域)」となります。
第2領域の「緊急ではないけれど、重要なこと」は平たく言うと、今すぐなくても困らないものです。
例えば、どんな人生を生きていきたいか?やどんな自分でありたいかなどのテーマは第2領域に当たります。このテーマは、今考えなくても日常生活を過ごしていくことはできますよね。ですので後回しになってしまいがちなのも第2領域です。
第1領域、第3領域、第4領域のテーマは、コーチングには適さない場合がほとんどです。
例えば、第一領域の締め切りの迫った仕事などは今すぐやらなければ仕事がなくなるかもしれませんので今すぐやる必要があります。
締め切りに間に合わなければチームの人に頼んだり、取引先に遅れても良いか?交渉するかもしれません。正解の解決策はほぼ決まっているので、コーチングでテーマとしてあげるより、正解を探して実行するほかありません。
第3領域や第4領域は、人生にとってそもそも、重要でないことなのでテーマにあげて考えを深めていく必要はないでしょう。(場合によっては、第2領域と関連していることもあります)
このように、コーチングが効果を発揮する第2領域のテーマ以外のコーチングに適さない領域を扱うとコーチングの効果がなかったと感じることになります。
自分と向き合える精神状態のクライアント
コーチングでは、自分と向き合わざるを得なくなるので、みたくない自分に出会うこともあり、かなりのエネルギーを使います。
そのため、ある程度安定した精神状態を必要とします。
ただ、どのレベルの精神状態の人なら可能か?はっきりとした線引きはありません。
コーチをつけたけれど、実は自分と向き合える精神状態ではなかったというクライアントの場合コーチングの効果が感じられないことがあると思います。
これはいい悪いではなく、コーチはもちろんクライアントにとってコーチングの与えている影響を考える必要がありますが、クライアントにも「自分に向き合うというエネルギーがいることを実践している」と理解してもらう必要があるでしょう。
合意があること
コーチングはクライアントとコーチの合意があり、信頼関係があってこそ成り立ちます。
合意がないまま行われたコーチングだと、信頼関係が築けず、表面的な会話にしかなりません。そうすると、コーチングは意味がなかったということになるでしょうし、コーチングは役に立たないと思われるでしょう。
②コーチと相性が合わなかった
コーチと相性が合わなかった場合「コーチングは意味がない」となってしまうかもしれません。コーチそれぞれに、生きてきた人生や考え方、声、話し方など”その人”があります。
相性というとぼんやりしたものになるのですが、人は何らかの要素によって「この人には心を許して話すことができそうだ」などと瞬時に感じるものです。
コーチを選ぶとき、自分と相性が良いか?は重要で、コーチとクライアントの信頼関係にも大きく影響を与えます。
コーチを選ぶときに、相性が合わないな、なんだか違和感と感じながら選んだ場合は信頼関係が築けず、意味のないコーチングになってしまうこともあるのかもしれません。
コーチ選びについては、こちらの記事にまとめていますのでご参照ください。
③コーチングの効果を感じる前に辞めている
コーチングの効果は、セッション1度だけでも感じることができます。思考がクリアになったり、1人では考え付かなかった答えが見つかったりします。
しかし、コーチングの3原則に”継続性”とあるようにコーチングを継続することの効果は計り知れません。
私自身コーチングの効果を本当の意味で感じたのは、コーチをつけて8ヶ月ほど経った時でした。
また、私がこれまで100人以上コーチさせていただいた中で、個人差はありますが5~6カ月経ってから、コーチングの大きな効果を実感したと話す人が多い印象です。
継続して続けることで、思考が変わり、行動が変わり、現実の変化が起きます。現実の変化は一番最後なのです。
欲しかった現実の変化が起きる前にコーチングをやめている場合、「コーチングは意味がない」という声になる場合もあるでしょう。
④コーチの力不足
コーチの力不足の場合「コーチングは意味がない」と感じる方もいるかもしれません。
力不足とは、コーチングスキルが浅いこともあるかもしれませんが、「そもそもコーチングを活用できる段階の人かどうか?」合意の段階で見極められるか?の方が重要だと私は思っています。
受けていただく段階で、コーチングの性質をきちんと理解してもらい、合意をとってコーチングを始めることで「コーチングは意味がない」と思う方を作らないようにしていくことが大切です。
⑤クライアントの主体的な取り組みがない
クライアントはコーチングについて理解し、クライアントとしての役割を果たす必要があります。
コーチングは、コーチとクライアントのパートナーシップによって、クライアントが成長し、目標達成・問題解決ができるものです。
パートナーシップなので、コーチとクライアントで協力しなければ目的地にたどり着くことは難しいのです。
コーチに依存し、なんとかしてもらおう、自分では何にも取り組まないという考えの人にはコーチングは向かないでしょう。
コーチになんとかしてもらおうという方はなかなかいません。私もコーチングを受けたとき、こんなにも自分で考えなければならないのか!と自分の足で立つことの大変さを感じました。
なので、自分で自分の責任を引き受ける覚悟がなければコーチングは続かないなと思います。
コーチングは意味や効果がないのか?まとめ
コーチングを受けるとき、コーチングについて理解し、クライアントとして自分の責任を引き受けていけば「コーチングは意味がない」ということにはならないと私は思っています。
ただ、全員への特効薬ではないことを忘れず、自分に必要なのか?を判断していくことが必要でしょう。
もし自分にはコーチングが使えそうだと思った方は、こちらの記事も合わせて読まれてコーチングについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。